戦略メカニズムとは

『戦略メカニズム』は、拙著 『本当の儲けを生み出す 戦略と会計のマネジメント』 (日本経済新聞出版社 2013年6月刊行)で提唱しているNew経営フレームワークであり、誰でもわかり誰でも使える経営実践ノウハウです。
戦略は、「お客様を喜ばせて、しっかり儲ける」ための行動シナリオ
戦略は、魅力ある新サービス・新商品、新ビジネスモデルを作るための行動シナリオ
戦略は、大企業から小規模企業までその生存・繁栄に絶対不可欠
戦略は、各人各部門の協働(有機的つながり)の中から生み出され実行されるもの

『戦略メカニズム』は、協働から戦略を導く方程式。誰もが直感的に理解し使える。
『戦略メカニズム』の共有で、新アイデアを生み出す協働関係(有機的つながり)が育つ。
『戦略メカニズム』の要旨を下記のイメージ図と説明でご確認ください。戦略メカニズム
企業の存在意義はサービスや商品の提供をつうじて社会の役に立ち続けることです。もし、役立たなくなれば売上が減って倒産に至り多くの人々に迷惑をかけることになってしまいます。このことは大企業だけでなく小規模企業にも共通することです。すべての企業は、お客様に喜んでもらうサービスや商品を提供し続けるとともに、しっかり儲け続けなければなりません。
戦略とは、「お客様に喜ばせて、しっかり儲ける」ための行動シナリオ(筋書き)であり、『戦略メカニズム』とはその行動シナリオを考え出すときに社内の皆が拠り所とすべき考え方あるいは方程式です。

戦略メカニズムの要点
・一石二鳥の行動の法則
一つひとつの行動が、「お客様を喜ばせる」「しっかり儲ける」の二つに貢献する
(コスト削減でサービスや商品の魅力を落とすのは絶対ダメ!)
・複数行動の組み合わせの法則
「お客様を喜ばせる」「しっかり儲ける」は、それぞれ複数行動の組み合わせで達成
(ex.良い商品に良い説明、短い待ち時間、手ごろな価格などの組み合わせで喜ばせる)
手順1: お客様(既顧客だけでなく未顧客を含む)を喜ばせるための行動を考える
・事業から「もっとお客様を喜ばせる」「もっと社会の役に立つ」アイデアを探す。
・「なぜ買ってくれないか?」に良いアイデアのヒントがある。
・思い入れのないことろ、今の事業と関係ないところから良い戦略は生まれない。
・主観的情熱、仮説的情熱から始まらないといけない。
・客観的な分析(SWOT、5Forcesなど)は、事後に出来上がった戦略のチェックに使うもの!
手順2: しっかり儲けるための行動を考える。
・コスト削減だけでなく、掛けたコストを遥かに超える売上が上がる策も考える。
・利益は、預金の利息にあたる。預金元本に当たる売掛金や在庫や固定資産にも注意。
・利息(利益)が同じなら、元本(売掛金・在庫・固定資産)は小さい方が良い。
・しかし、必要な固定資産を増やして売上と利益を大幅増加させる策も考える。
手順3: 手順1と2で考えた行動が一石二鳥の行動、複数行動の組合せの法則に適っているかチェック。
・目先のことだけを考えたり、自分一人や自部門だけで出来る範囲で考えたりするとダメ!
・ほかの人や他部門や取引先まで巻き込んで考えると良いアイデアや解決策が出てくる。
・後これさえ出来ればという難しい点がはっきりしてきたら、しめたもの!

戦略に関する書物を読んでも、『儲けとは何か』を説いているものが見当たりません。良い製品・サービスを提供していながら、『儲けとは何か』を知らないために黒字倒産する企業があることは社会の損失です。

「戦略」 と 「儲けの測り方」 とは不可分の関係にあるにも拘らず、これまで両者が一緒に説かれることはありませんでした。 『戦略メカニズム』は、戦略と儲けの測り方との関係を(戦略思考の視点から)体系的に明らかにした初めてのものです。

社員の皆が会社のためと思っているのに、全員がベクトルを合わせて知恵と力を結集するのは至難の業です。企業は、分業して1つの目的を達成するために集まった人々の組織ですが、分業の専門性が高まるにつれ各人のベクトルがバラバラなるという難しさを持っているからです。

 『戦略メカニズム』は、「お客様を喜ばせて、しっかり儲ける」という普遍的な企業目的のために機能する目的達成メカニズムです。この『戦略メカニズム』を社員全員が拠り所とする考え方として共有すれば、分業の各人各部門の自由な発想が1つのベクトルの下に融合し、優れた戦略とイノベーションを生み出し実行する土壌が育つはずです。


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